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おうちで、おせち料理〜コロナの冬のお楽しみ。亀崎、京都、鹿児島。3種類のお雑煮。

おうちで、おせち料理。

母方の家伝レシピは、世代を経て、変遷しながら、バトンタッチ、バトンタッチで続いてきてます。

今年は、他県に住む親戚は、来ません。コロナとお受験が相まって、人数少ないお正月です。ここ数年、今年が最後!来年は貴女が好きに作りなさい、と言いながら、11月になると、いそいそと食材調達の段取りに入る母。

今年もまだ主導権を渡すつもりはないぞ、と。かくしゃくとしている。

今年は、お雑煮を3種類作りました。小さな、おうちイベントですね。どこにも行かないけど、気分だけGoTo。

元旦は、母が長年作り続けたこの地方の、菜雑煮を。

2日は、私が京都の白味噌雑煮。料理好きな友人が、入手困難の素晴らしい白味噌を送ってくれたから。京都の本田味噌の、大吟醸❣️

3日は、やはり私が鹿児島のお雑煮を。単身赴任のダンナくんに、鹿児島雑煮の食材を買ってきてもらいました。鹿児島の乾物屋さんとフェイスタイムでお話して、作り方を聞いたりもして。地元の人に直接お話を伺うと、本やネット情報で見ていただけなのとは全然違う感じがします。

菜雑煮は、おすまし。角餅を煮餅で。餅菜、と呼ばれる特有の菜っ葉を用います。小松菜と似てるけど、別物。独特のおいしさがあります。年々、作る人が減ってるようで、出回らなくなっています。

白味噌雑煮は、実は、以前私、美味しい白味噌雑煮ってどんなだろ〜と興味持った時期があり、機会を捉えて、あちこちで食べてたんですね。京都の料亭とか、お料理屋さんとかで。だけど、どうも、ピンとこなかった。総じて甘いんです、私には。

友人が、やはり白味噌雑煮の探究をしていて、京都の料亭やお料理屋さん、あちこちで白味噌雑煮を食べておりました。彼女は関西出身で、白味噌雑煮はおうちの味ですが、小さい頃から嫌いだった、と。やはり、甘くて嫌だった、と。

「これは、絶対美味しいから!すっきりしてるの。ごくごく飲めちゃうのよ。全然違う」

と言って、太鼓判の白味噌を送ってくれました。木箱に入った、白味噌様💖見るからに美味しそう。凄そう。

京都の雑煮は、丸餅で煮餅。出汁をひいて、たっぷりの量の白味噌を投入。

確かに。

全然違う!一本芯の通ったすっきり感に裏打ちされた、極上のポタージュ感。すごいわ、本田味噌、大吟醸。

鹿児島の雑煮は、焼き干し海老、干し椎茸の戻し汁に、かつお出汁を合わせたおすまし。角餅の焼き餅、特徴的なのは豆もやし。ダンナくんが、鹿児島市内の乾物屋さんからフェイスタイムで、これでいい?どのくらい欲しい?と私に聞いてくれて、あーだこーだ、お店の人と相談しながら買いました。華やかな香りのたつ、色のきれいな削り節が売ってなくて、鹿児島の雑煮にはこれ!と勧められたのは、中削り。でも、作ってみると、なるほど、鹿児島の雑煮には、この鰹節がいいわ!と納得。焼き干し海老の戻し汁と合わせた時のバランスがいいんです。

私は日本酒が好きです。嗜む程度ですが。食事と合わせるのが好きなので、あまり華やかなお酒よりは、食中酒が好みです。

1日目のお酒は、町田酒造。群馬県前橋市のお酒。女性の杜氏が作っているそうです。前橋は、私とダンナくんが新婚時代に住んだ、良い思い出いっぱいの町。前橋って聞くだけで、嬉しくなる。このお酒、私はとても好きです。おいしい。

2日目のお酒は、復活、敷島、0歩目。うちでは、伊東くんのお酒、と呼ばれています。笑 かつての敷島とは全く違う切り口で、全然違う服着て出てきた感じ。甘口だけど甘くない。後口よし。軽やかさと品格。発売から、トータルで二升くらい、時々、晩酌で、色々な料理に合わせて、飲みました。意外と懐深くて、色々なものに合います。

3日目。金鯱ワンカップ。可愛い😍瓶が可愛くて、買っちゃいました。日本酒のワンカップ。かわいい瓶の。あちこちで、時々、出てますよね。こういうの、楽しくて、好き。

白老。静かに寄りよってくれるような、良いお酒。少し前に、火事で一部燃えたニュースが出てましたね。びっくりしました。写真は、以前の。蔵開きの時の。

おせち料理は、一つ一つ、難しくはないけど、手間がかかりますね。

田作り(ごまめ)は、レンジでチンして作るやり方が今は一般的だけど、頑固にレトロに辛抱強く気長に、超トロ火で、少量づつ、焦がさず、パリッパリになるまで炒ります。ポキンと手折れるくらい。この単純作業が、実は一番大変なのですが、魚臭さ、生臭みが完全に消えて、すごく美味しく仕上がります!今年は少量ですが、以前はもっと大量に作っていたので、ほうろく、カセットコンロも総動員して、おばあちゃん、母、私で、一晩では終わらず、二晩にまたがり、延々、黙々と、煎り続けていました。。ああいう時間って、終わりが見えず、あてどなく、茫漠と、果てしなく続くように思えるんですよね。

頂き物のお菓子で一服。半田の老舗、松華堂。この花びら餅に触発されたのと、本田味噌大吟醸がきっかけで、母が花びら餅を作りました。ふうわり。ゴボウの香り。

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