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小さな旅、沖縄 クラウドファウンディングでガーナに学用品を届けた母娘

こんにちは。かめーご代表吉田です。

旅の虫がうずくので、小さな旅に出ました。息子と二人。沖縄へ。ダンナくんは、仕事で行けず。主目的は、友達親子と会うこと。

アイスクリーム屋さんで

彼女たちとは、何年も会えずにいました。彼女たちが日本を離れた期間もありました。

あみなちゃんと谷口さん、と呼んでいます。東京に住んでいた頃、代々木公園で出会いました。小児科医の毛利子来先生が始められた自然派育児の赤ちゃんグループのメンバー同士でした。私も谷口さんも、我が子を外遊びたっぷり、異年齢の関わりの中で、丈夫にたくましく育てたい気持ちが強い母親同士でした。

あみなちゃんは、ガーナ人のパパと日本人のママとの間に生まれました。谷口さんは、私と出会った時にはシングルマザーになっていて、あみなちゃんと二人、大都会のど真ん中で、暮らしていました。

ふわふわ浮遊しているようで、しっかりと地に足がついてました。谷口さんは細腕一本、あみなちゃんをいつくしんで育てていて。なんか岡崎京子のマンガみたい。あー『東京』だわ!と思ったものでした。

お互いの家を行き来する間柄になり、たぶん、お互いに強い印象を受けました。

あみなちゃんは、私が小さなプリン型で小ぶりなプリンを山積みに作って迎えたことをいまだに覚えていてくれます。

私は、谷口さんとあみなちゃんが、お家を、拭き清めて暮らしていたことに心底感心しました。窓も、ベランダもチリ一つなく、水栓もサッシのレールもツルピカ。押入れの襖を全部外して、下の段をあみなちゃんが遊べるコーナーにする工夫も。小さな子どもは隅っこ好きだから、ワクワク、ほっこり。しかも、すっきり片付いて、まるでお店のディスプレイのよう。。なんて清らかな暮らしだろう、と思いました。

今は方針変更せざるを得なくなってるようですが、当時の谷口さんは、あみなちゃんの将来と自分の老後のための貯金に一生懸命で、まさに「爪に火を灯すように」暮らしていました。清貧。そしてオシャレ。まだ幼いあみなちゃんとの時間を大事にしたいからと、仕事と子育て、収入バランスに苦慮しながら。

服もおもちゃも、いただいたお下がりを上手に繕ったり、可愛くリメイクしたり。ル・クルーゼの鍋一つで、ご飯も鍋で炊き、野菜たっぷりの食事を整え。。

やっと思い切って買った暖房器具が、見た目暖炉の、チロチロ火が燃える映像が映る、めっちゃ可愛い電気ストーブだったり。小さなシャンデリアが、部屋を温かく照らしていたり。要所要所で、実用性以外を優先させる思い切りとセンスの良さがカッコよかった。。

彼女たちは、3年前、一つの大きなチャレンジを成功させました。私はこのチャレンジ計画を、何年も前から聞いていました。糸1本まで大事にする暮らしの中から、少しづつお金を貯めながら、思いを温め、プランを練っていたんです。

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さらに、来日したガーナの王様が、わざわざ会いに来てくださいました。ありがとうを伝えるために。

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クラウドファウンディングに成功した友人がいると話すと、皆さまポカンとされます。そんな人ほんとにいるんだね、と。

クラウドファウンディングを安易に考え、小手先の利用をしようと試みる人もいますが、彼女たちは、そういう風とは、一線を画していました。思いに一本太い筋が通っていて、立派でした。そういうところ、案外、多くの人の心底に響くものなのだと思います。

彼女たちは、皆さまからいただいたお金をクーピーペンシルとリコーダーに替えて、ガーナの子供達に届けました。単に、豊かな国から貧しい国へ寄付を届ける意図ではなく、しばらく現地の小学校に行って、交流して、子ども同士、理解を深めました。ガーナの子ども達は、豊かな国から支援されることに慣れている即面があり、そこに根深い問題がある。そういう所に対峙するのは、難しいことですが、彼女たちは深く観て、よく考えて、アクションを起こしました。ガーナの子どもたちと沖縄の子どもたち、皆に、自分たちが未来を変えていける力があることに気づいてもらえるプロジェクトにしたい、というところが肝です。あみなちゃんは、母の国日本から父の国ガーナへ、架け橋の役目を果たす中で、感ずるところが多かったことでしょう。

久しぶりに、彼女たちに会えて、一体どんだけ喋るんだ?と思うほど喋りました。最終、あみなちゃんは塾。谷口さん、私、息子、ファミレスで、夜更けまで、ずーっとしゃべりまくり。あー、楽しかった!

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