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吉村医院の話③〜妊婦と実母。『実家』の持つ負の引力。アレルギーへの無理解が引き起こしたもの。吉村妊婦専用ウイークリーマンション、ホームステイなど。

妊婦と実母。

妊娠は、実母との関係を見直す、本能的な欲求が強く出てくるタイミング。実母を頼りたい時でもありますし。

実母だけじゃなく、夫、父、義父母、実兄弟姉妹、義兄弟姉妹などなど、身近な人々との関係性が深く見直され、結び直されるのですよね。

実母に、わだかまりを抱えた人は案外多いけど、わだかまりを意識しない仕組みが内面にセットされてる人も多いかも。逆に、自然育児系のママたちは、わだかまりを直視して格闘する猛者が多いように思うのです。

世代間連鎖を断ち切る大仕事なので、深間に落ちたり、獣道に入り込んだり。危ないですよね🚧👷‍♀️🧨

実家は、負の引力が強く働く場所、という側面もありますよね。

懐かしく、慕わしい、大切な場所であると同時に、複雑な思いも熟成されていたりして。

妊婦は、親の庇護がなくては生きていかれなかった、幼い頃を擬似体験する機会になるから、可能性に満ちている反面、非常に、ヤバかったりもするし。

吉村医院には、予定日が近づいた時や各々の必要に応じて入居できる妊婦専用のウイークリーマンションがありました。ニーズがあったので、吉村先生が、医院の近くで、徒歩で移動できる範囲内に立てられたのです。環境に優しい素材で出来た、居心地良いワンルームマンション。予定日が近づいた妊婦を受け入れるホームステイ先を買って出てくれている吉村妊婦OBの方もいて、産前産後、ご自宅に妊婦を受け入れてケアしてくださっていました。どちらも大人気で、大体いつも予約済みの状態なので、近隣のウイークリーマンションをいくつか紹介してくださるマップもありました。

自然出産は、予定日に生まれるとは限らない。身よりがなかったり、あっても頼れない状況だったり。色々な状況の方があります。そして、ご自身が吉村医院で出産されて、とても楽しかった、すごく嬉しかった、というOBの方々が、ホームステイという形で、後輩の妊婦さんを助けようとする動きが出ていたのです。

私は、岡崎市内ではないけど、愛知県内に実家があるので、広島から新幹線で愛知に来て、実家に泊まり、吉村医院に通院していました。だから、まさか、自分がウイークリーマンションのお世話になるとは思ってもいませんでした。

大体、最強の敵は足元にいるもの、と相場は決まっています。そう。実母!

母は家が好きで、お花づくり庭づくりに命かけてて、きれい好き、度々リフォームの虫がうずき出すのです。

で、よりによって、この時、リフォームをやると決めたのでした。緊急性のないリフォームなので、私の産後に延期してほしいと何度も頼みましたが、聞き入れられず。最後は、もう頼んじゃったから、業者さんに悪いから、と既成事実化。こちらは命がかかっているのだから、産後に延期して欲しいと頼んでも、聞き入れられず。

で、

リフォームを決行した結果、何が起きたかというと、家に入ったとたん、玄関で嘔吐🤮シックハウスの症状が出ちゃったのです。そうして、実家は、入れない場所になってしまいました⛔️

仕方なく、ウイークリーマンションを借りて通院を続けました。

3か月後、毎日最大限に換気しまくり、何度も何度も水拭きを繰り返した、と母が言うので、実家に行ってみましたが、やはり、家に入ると吐き気と頭痛。厄介なことに、床まで張り替えて、ピカピカに生まれ変わったトイレが最悪でした。唯一、手をつけなかった奥間の一室に、ポータブルトイレを持ち込んで、食事も運べば、なんとか居られる、とわかりました。

完全に、座敷牢🥷🥷🥷

当然、実母との関係はこじれました。

不幸なすれ違い。お互いに理解できないし、折れ合うことも難しい。だけど、なんだかんだ、切っても切れないのですね。

こうして、苛烈で緊密な泥沼が出現したのでした。

もともと化学物質に弱い体質が、妊娠でさらに、極端に敏感になった時期でした。広島でも、車通りの多い大通りに出ると、排気ガスでやられて、道で嘔吐🤮近所のスーパーも、長時間はいられない。特定の売り場に近寄るとひどい頭痛や吐き気に襲われました。ホームセンターは特に酷くて、ものの数分もいられない。

週末、ダンナくんと山に行って深呼吸、美味しい湧き水に救われました。

妊婦に温泉は禁忌と書かれていたりもしますが、私は、北広島町にあった鄙びた温泉が身体に合い、入ると、体調が良くなりました。ガソリンスタンドならぬ、温泉スタンドがあり、源泉のお湯を汲んで持ち帰ることができたので、水タンクに温泉を汲んで、家のお風呂でも混ぜて使いました。

1日3〜4時間のお散歩を心がけ、毎日、拭き掃除三昧。8か月に入る頃、入居していた社宅の取り壊しに伴い、敷地内の別棟へ引越しをしました。どれだけ近くても引越しは引越し。しかも、1階から3階への引越しだったので、階段の昇り降りが半端ない。さすがに不安になって、吉村先生にお尋ねしました。まあ、誰に何を聞いたところで、引越すしかないのですけどね。

どんどんやりなさい❣️大丈夫❣️かえって好都合❣️どんどん動きなさい❣️疲れたら休憩しながら、やったらいいよ。楽しくね❣️

看護師さんやスタッフの方々も一緒に言われました。豪快な笑顔で。

‥ハハハ😅😓

一抹の不安はよぎりましたが、どのみち、やらない選択肢はないわけで🤔

どうせやるしかないなら、気分良くやった方がいいわ❣️と腹を括りました😤

取り壊しの引越しで敷地内移動だから、期日までならマイペースで少しずつやることが可能。転勤引越しほどはタイトじゃない。工夫の余地がある。

そんなわけで、広島では引越し作業と拭き掃除に明け暮れ、愛知では、実母と険悪になりながら、実家の座敷牢に宿泊して、吉村医院に薪割りに通ったのでした。

マイナス✖️マイナスはプラスみたいな。毒を持って毒を制す的な。そんなイメージ。

だけど、不思議に楽しかったな。お腹の赤ちゃんと二人で、毎日、一生懸命、軽登山しているみたいで。フーフー、ハーハー。

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