松坂屋は、愛知県民には馴染み深い大切なデパート。年齢の大きな世代の方々には、輝かしい思い出の多い場所でしょう。私が子供の頃、祖母は松坂屋の包装紙を大切に伸ばしてとっておいて、ちょっとしたお使い物を包んだりしていました。箱や段ボールや包装紙を詰め込んだ物入れを整理したら、ほとんどが松坂屋の包装紙で埋め尽くされていて、大笑い😂🤣ということもありました。
松坂屋は名古屋市に本店があり、愛知県内の(富豪のいる地域)何か所かに松坂屋ストアもあるので、名古屋から離れた地域の人にも、昔から馴染みがあるのです。
母は昨年松坂屋友の会を退会しました。名古屋市民じゃないので、松坂屋は遠いのです。年をとるにつれて足が遠のいていきました。さらに、ここ数年はコロナ禍ということもあり、ほんとうに、全く行けてなかった。転んで膝のお皿が割れて、沢山の距離を歩くことが難しくなったところへ、コロナ禍が追い討ちをかけました。丸々3年以上、友の会カードにお金が溜まり続けるだけでした。
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松坂屋友の会を退会した後には、手付かずのままのポイントが残りました💰💰💰
なんだかね😌😌
母の顔は曇りました☁️🌫️☁️🌫️
もやもや😢😩😫むかむか😠😡😤
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行く元気はないが、シャクにさわる?
オンライン・ショッピングと言われてもねー😞😔楽しくないし?スマートフォンやタブレットの操作、わからないし?
このまま死んだら、コツコツ貯めた松坂屋友の会のポイント、まるっと娘たち(私と妹)の手に渡るのかと思うと、ムカつく?
だけど、一人で松坂屋に行って買い物するのは、もう無理だ〜くっそう😡💢って感じ?
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傍目に見ていて、そんなようなこんなような『感じ』をキャッチしました、しちゃいました😅😉😌💡⚡️
ちょうど、日常使いの急須の中にセットするプラスチックのネットが破れて、ちょうど良いサイズのネットが近場で見つからず、困っていました。Amazonで買ったら、微妙にサイズが合わなくて💦コーヒー用品はどこも充実してるけど、日本茶まわりはとっても品薄。コーヒーはしっかり淹れる人が増えたけど、日本茶は淹れない人が多いってことなのでしょう。
もう急須ごと買い換えようよ😗と私。いやよ、この急須好きだもの、と母。
あー、めんどくさい😫😭😩
そんなこんなで、
松坂屋のポイント使えば?残して死んだら、もらっちゃうよ〜😁と前々から時々私が言っていたのと、急須のネットが見つからないのが結びついたのです‼️
松坂屋に急須のネットを買いに行くわ❣️と母が言い出したのでした。笑😅
変な成り行き😆😁😅‼️でも、日常ってこんなもんですよね😅💦
ということで、いざ、松坂屋へ❗️🐎🐎とはいきません❎🙅♀️🙅♂️🙅♀️🙅そんなに簡単じゃありません😔😣😫😞
モウロクした父を一人家に長時間置いていくのはまずいヤバい。母一人で松坂屋に行くのは到底無理キツい。父も一緒に連れて行くと、食器売り場でゆっくり買い物なんてできっこない。父は食器売り場に興味なんてないから、すぐに飽きて怒りだすのが目に見えてる。
さて、どうしよう🤔🤔🤔
❣️❣️❣️
たまたまこの日、子どもくんが家に居ました。いつもは週末留守がちなのに。くたびれてる、とかで。
ねーねー、ばあばと私、松坂屋に行くからさ、留守番頼むわ。お坊さん来る日だけど。
え⁉️お坊さん⁉️
たまたま月参りの日だったのですね。じいじと二人でお経の間お参りして、終わったらお坊さんにお茶🍵と一緒にお布施を出してね。
えーっ😱⁉️じいじと留守番はいいけど、オレがお坊さんにお茶淹れるのぉ⁉️無理無理〜🙅♂️💦
お茶くらい淹れられるでしょ❗️いつも飲んでるでしょう。家庭科でも習ったんでしょう❓修学旅行の時も部屋で皆に淹れたんでしょう❓
友達ならいいけど、お坊さんは無理だよぉ😵無理😵💫💦
勇気出せっ👊👹と一喝してみましたが、頑なに首を横に振る子どもくん。やはりお坊さんという存在にビビるのですねえ。
「コーヒー☕️をお出ししなさい。コーヒーもお好きだから」とばあばが助け船。
うちは大体、毎朝、コーヒー豆をじいじが挽いて🫘私かばあばがハンドドリップで淹れます。多めに淹れて、ふいの来客に出したり、おやつの時に飲んだりします。
そうする🙋♂️と子どもくん。
よし、決まった❣️
急遽、母を車に乗せて、松坂屋へ行くことになりました🛞🚗🛞🚙🛞🚕🛞
下火になってきたとはいえ、まだまだコロナ禍モードだった2022年の晩秋の頃。
往復の車時間と駐車場にとめて歩く時間を考えて。夕ご飯に間に合うように帰宅する心づもりで。遅い朝ご飯は食べたので、腹ごしらえはできている。じいじのお昼ご飯は、子どもくんに任せたし。
さて、駐車場。。あーだったらこうする、こうだったらあーする、と脳内シュミレーション。週末の松坂屋本店の駐車場はいつも激混み。今日は特に小雨降りだから、混んでいそう。エンゼルパークから歩くか、通り向こうのヤマサンパーキングに停めて歩くか。
やはり松坂屋の駐車場は激混みで、通りに車列が出来てます、無理🙅♀️👎エンゼルパーキングは広いので、停めた場所によってはかなり歩くし。ヤマサンパーキングに停めることに。
妙高園(お茶屋さん)を覗いてから、横断歩道を渡り、松坂屋へ。
母は早くは歩けないので、ゆっくりゆっくり🚶♀️🚶♀️でも、まあ、街中なので、坂もなく、平坦な道。大丈夫、大丈夫。
食器売り場に上がって、ぶらぶら見始めたら、次第に調子づいてきました💓💕🥰いいなぁ❣️と思うものたち、色々目に入ってきたみたい。
結局、当初の目的だった『茶漉し』はちょうどいいサイズのものがなくて、改めてネット通販で探すことに。大きめのお皿、小皿、ティスプーン、小さなまな板、などなど、気にいるものと出会えたら買い換えたいと思っていたもの、数が欠けてしまったものの補充、よく使って古くなったものの更新などなど。
私も母も料理好き。器も好き。そして、好みはそれぞれ違います。だから揉めます。私も母も、好きなものを長く大切に使いたい気持ちは強固。同時に、物を粗末にするのは気持ち悪くて嫌。一度買ったものは大事に使います。ちょっと失敗しちゃったな、と思っても。だから、よけいに、買う時は真剣になる‼️
母と私が二人とも気に入るものは、なかなかありません。私が、これはどう?と示して、母がケチをつける繰り返し。
ならば、これならどーだ⁉️と見せたのはロイヤルコペンハーゲン👑✨
母の目がキラーンと輝きました🤩✨💖
いいっ❣️✨😍💓
サイズもOK🙆♀️🆗重たさも、まあ、軽くはないけど、いいわ🆗🙆♀️⭕️
しかし👹🧌😈
お値段が高いわね〜😓👎⤵️
素敵〜💓😍✨⤴️📈
どうしようかしら〜💦😅💦😅
何にどれくらいのお金をかけるか💸の基準は人により様々。こういうのって、そこに触るのですね。買えないわけじゃなくても、気持ち的に縛りがある。自らの内にある『殻』を破らないといけなくて、案外、それが大変なんですね。
買ってもいいと思える合理的な裏付けと、買おうと思える気持ちの弾み、後押しが要る。
母 良いねえ💓すごく好き❤️だけど高いわ〜💦⤵️😰畏れ多い😰😓
私 長年毎日お料理しっかりやって暮らしてきてるのだから、買ってもバチは当たらないって😊皿の値段としたら高いけど、旅行に行けば吹き飛ぶ金額だし、旅行は消えもの、皿は消えないよ💸💸
母 そうだねえ。うちは旅行は滅多に行かないしね。
私 貯まったポイント使えばいいじゃん❣️
母 人のポイントだと思って👊💢
私 だって、そもそもね、私だったら買わないもの、こんな高い皿。
母 あなたも好きでしょ?
私 うん、好き。でも、もっと安い価格帯の、若い作家さんの作品を探すわよ。ギャラリーや陶器市や工房巡りして。
母 そういう皿はサイズが大きくて重たいでしょう?嫌よ。私はもう腕の力もないから、軽い皿がいいんだもの。
私 🙁(毎日ガーデニングでどれだけ植木鉢持ってるって言うのよ、腕の力はあるけど、ガーデニングの他には一切力を使いたくないっていうことでしょ・・と思ってる)
この辺りのやりとりが、老いた親をどこかに連れて行ったり、買い物に連れて行ったりする場合の肝❤️だと思います😌
つまり、親子の経済状況や身体事情ががっちり絡んだ気持ちのやり取り。
このやり取りは『地雷沼』😵💫💣😰💦
この沼を避けたくて、結果的に、親との関わり自体を遠ざけてる子世代、実は多いのではないかしら。
触りたくないところも含まれるし、すっきり割り切れず、気持ち悪くて、いや〜な感じ。
私はズブズブどっぷりハマって、もがきながら泳いできたクチです。何度も逃げようとしたけど、運命の成り行きにより、逃げても逃げても親元に戻ってきてしまうのですね。そういうことって、あるんですねえ。観念しました。今も泳ぎ続けてます、地雷沼を。
ぐちゃぐちゃ、ぶつくさ。ぶつかり合い、恩も恨みも、笑い合い、罵り合いながら、日々暮らしてる。笑
まあ、言いたい放題ですね、お互いに。笑
私の経済事情では、日常的にどこにお金をかけるかのバランスにはシビアにならざるを得ません。お中元お歳暮お年賀、父の日母の日などは、レギュラー予算に組み込んでますが、親世代の贅沢な買い物を、いいよーと丸ごと支払う財力はないし、突如降りかかる巨大出費に割り勘で付き合うのも、正直キツいのです。
しかし、私は親世代の知らないモノや場所を知っていて、体力も行動力もあり、アシストできる。地雷沼に近寄りたくないからって、力を出さないのは親にも自分にもマイナス、知っているのに知らんぷりするのは寒々しい🍂心無い🍂そういうのって、されるのも嫌だけど、やるのも嫌だわ😅💦
だから、親に『これ、良いと思うよ〜』とアイデア提供して、実現のための労をとり、有意義に活用できるようにアフターケアすることは私がやり、金銭的な負担の大方は親という形。
悪い見方をすれば『そそのかして、買わせて、自分も一緒に恩恵にあずかる』と見る人もいるかもしれない。その綾は付き纏います。親世代がよく『娘はずるい』『渋い』『自分たちは贅沢するくせに』とぶつぶつ文句を言うのは、そういうところ。
そして、子世代には子世代の事情がある。それはやっぱり色々とある。親世代の理屈で押してこられても無理がある💦😓子世代がぶつぶつ言う『年寄りはズルい』『やり方汚い』『必殺ボケたフリ』『聞こえないフリっていうか本当に聞いてない』『どっか痛いとか言って押し付けてくる』というのも、まあ、色々ありますよねえ。
THE・地雷沼😵💫👹🫣☠️😱👻
色々あるけど、まあねえ、
赤ちゃんが日々成長するように、老いた親たちは日々熟していきます🍁🍎🍊今やれることは、後から振り返れば、今しかやれなかったことになるのかもしれません。通り過ぎていく一瞬一瞬を、しっかりと捕まえて、楽しく元気に暮らしたいな。
キッチン用品や食器類は重たいので、一度、私が車に置きに戻りました。その間、母は父の靴を選びました。父はもうあまり歩かないけど、毎日少しづつは庭に出て、落ち葉を拾います。たまには、お出かけすることもあります。足腰の弱った父には良い靴を選びたい。安全だし。歩きやすく履き慣れた靴が歩く気持ちを後押ししてくれるはずだから。
「本当は、パパ(じいじ)の服も選びたいけど、こればっかりは本人がいないことには無理だわね」と母。
あー、くたびれた。最上階に上がって、カフェで一服☕️🍰
くたびれて帰宅し、買ってきたデパ地下惣菜で、ドタバタとお夕飯。
翌日、ワクワクとお皿たちを開封しました。前の晩に、母はウキウキ💕ワクワク💓食器棚の整理をした跡が🐾👣🐾👣母と私、何を整理して処分するか、どのお皿を前に置くかなど、細々と意見が違いますから、すでに前哨戦ともいえます。笑 水から煮る(釉薬のかかった陶磁器は、そんなことしなくて良いのでしょうけど、なんとなく習慣で)間に私目線で再整理しました😊
結局、やっぱり、見直して整理する作業は必要。古い水を捨てなければ新しい水は汲めないのです。
清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買った憧れのニューフェイスたち(ロイヤルコペンハーゲンとイッタラ)がやって来たことで、母の気持ちに弾みが出て、勢いが生まれました。
⭐️その後
新しいお皿たちを使い始めて、毎日のお食事の支度も、食事の時間もワクワク楽しくなりました。
さらに、母が古い器を整理して、昭和の時代に家で使っていた小さな湯呑み茶碗たちを出してきました。九谷焼きの薄手の茶碗たちは来客用に少し良いお茶を出す時に使っていたそうです。両方とも、何十個かまとまった数で仕舞われていました。
ちびちびの量でお茶を飲みたい時や、ぐい呑みほどは要らないけど、おちょこ🍶では足りない少量の晩酌の時に使うようになりました。
⭐️さらにその後
父のために買ってきた靴👞にサイズが間違っていたことが判明。母のミスです💦デパートの売り場に電話して、サイズ交換をお願いしました。
そんな話をしていたら、父が突如『オレも松坂屋に行きたいっ』と言い出しました。
靴や洋服の買い物に行くのが大嫌いな父が、自分から『行きたい』と言い出すなんて始めてです。母があんまり楽しそうなので、久しぶりに行ってみたくなったのでしょう。父が来れば、父の服を選ぶこともできます。よしよし、しめしめ、とホクホク顔の母😏🥰
ということで、父の気の変わらないうちに、再度、松坂屋に行くことになりました。
退会した松坂屋友の会ポイントはまだまだ残っています。行くぞ〜❣️👊❤️
うちの中で盛り上がってる、松坂屋熱🔥