好きな車に乗ってみる②〜渦巻き駐車場の坂で落ちそうになった。ジャジャ子の事件簿その1

イタリア車といえばトラブル、故障、エンスト、取れた、ずれた、壊れた、動かない・・。

トラブル多いイメージありますよね。ルパン三世もしょっちゅうクリーム色の古いフィアット500を叩いたり蹴っ飛ばしたりしていましたっけ。

私はまさに!!そんなイメージさながらの有様でした。びっくり。

色々びっくりな事件が起きたので、いつしか、ダンナくんの命名『ジャジャ子』がハマるようになりました。ジャッラだから「ジャジャ子」。じゃじゃ馬だから「ジャジャ子」。

ジャジャ子の事件簿①

最初のビック・トラブルは、立体駐車場の坂道で。そこは市の建物で、ゲートを入るとすぐに渦巻き状の坂道が始まる構造。それが、結構な急勾配。

それでも、えっほ!えっほ!という感じで頑張って上っていってたのですが、ここの渦巻き坂道、上の方でさらに急勾配になるんです。で、だんだん、無理ですっ、きついですっ、きついわ~、本当に無理です!ああ、無理!無理!だめだー!!という感じになっちゃいまして。

とうとう、上がらなくなっちゃったんですね。

アクセルを踏み込んでもダメだから、ギアチェンジしてセカンド(2)からファースト(1)に落とそうと試みたのですが、うまくいきません。

あとでよくよく考えてみると、私は、ちょっとだけブレーキ踏んで、ギアを落とそうとしたのだけど、うまく落とせなかったのです。何度やっても。それで、ブレーキをギューッと踏み込むのが怖くなってしまいました。だから、アクセルを踏みながら、ギアを落とそうとしていたと思うんですね。これは、逆。真逆。しっかりブレーキ踏んで、ギアを落として、それからアクセルを踏むのが正解です。

やってもやってもうまくいかない。

もうダメだ、落ちよう。

そう思ってバックミラーを見ると後続車がいる。これは自分だけの問題じゃない。なんとしても、落ちるわけにはいかない。

私は覚悟を決め、頑張ってアクセルを踏み続けたのですね。。

そのうち、変な匂いが車内に充満し始め、煙たくなってきました。ジャジャ子が黒煙をあげ始めたんです。モクモクと。

幸い(私にとっては!です)、この日はたまたま(神様、ありがとう🙏✨)単身赴任のダンナくんが来ていて、助手席に座っておりました。これはダメだ、と私が思った、その時、ダンナくん、黙ってドアを開けて、車の後ろに回り、押し始めました。

横ですが、こういう時に黙って車を押してくれるところが、うちのダンナくんの素晴らしいところ。私は、彼の人間性に惚れたんだった、とあらためて思い出した瞬間でもありました。こんな人に育ててくれた義両親に感謝🙏😊

私は、ダンナくんを轢いちゃったらいけないし、後続車もいるんだから、絶対に落ちるわけにはいかん、とあらためて思いながら、精一杯、アクセルを踏み続けました。ハラハラ、ヒヤヒヤ。

ダンナくんの後押して、じっくり、じっくり、ジャジャ子は渦巻駐車場を上がっていきます。

このまま上がりきれると良いな、と思いましたが、この渦巻駐車場、上の方でさらに一層勾配がキツくなるんです。ダンナくんが叫びました。

『いくちゃ~ん!!もうダメだ~っ!!』

その叫びを聞いて、おそらくハラハラ手に汗握っていたのでしょう、後続車から男の人が一人飛び出してきました。そして、ダンナくんと一緒に、ジャジャ子を押してくれたんです!!なんて有り難い!!

まさにルパン三世じゃん。。黒煙を上げるフィアット500のハンドルを握る私、車のお尻を押して駐車場の坂道を上がるダンナくんと助っ人の男性。あまりにもシュールすぎる状況。緊迫しつつ、なんか、もう、凄すぎて・・。笑っちゃいけないのだけど、笑っちゃう。私、壊れてるわ。完全にキャパシティオーバー。汗びっしょり。

二馬力でお尻を押してもらうと、どうやらこうやら、ジャジャ子は黒煙を吐きながら、渦巻駐車場を上がり、無事に辿りつくることができました。ふう。。

ダンナくんと一緒に車を押してくださった男性は、すぐに自分の車に戻ってしまわれたので、お名前や連絡先をお聞きすることもできないまま。あらためて、きちんとお礼を言いたかった!

用事を済ませて、冷や冷やしながら、渦巻駐車場を降りて、帰宅。近所の車屋さんに話して、やっぱりディーラーに見てもらった方が、ということに。

で、ディーラーに持ってって、調べてもらって『異常なし』と。

うーむ。。『異常あり』なら、やっぱりねーと思うけど。『異常なし』と言われると、困ってしまう。

私の愛車フィアット500、ジャッラは、限定モデルで、1200CC。

ディーラーで聞いたら、坂道が苦手なんだそうです。だから、セカンド(2)で急坂の渦巻駐車場に入ったというのは、普通のオートマ車の場合は正解なのだけど、ジャジャ子の場合は、ファースト(1)で入るべきだったのですね。悪い条件がうまく(?)重なり合って、最悪の事態が訪れたわけです。

そして、そもそも、フィアット500のオートマモード。私が慣れ親しんできたトヨタやスバルのオートマのドライブ(D)と同じ意識で乗れるものではないのですね。なんか、違う。お国柄?車の考え方が根本的に違う、、のでしょうね。そのあたりの『感覚』が私にはさっぱりわからない。

中古車で買った、ジャジャ子の個体のクセもあるのかもしれません。前のオーナーの履歴から想像するに、前オーナーも一度、私と同じような恐怖体験をして「お清め」したんじゃないか、と。想像ですが。

そんな話を近所の車屋さんとしたりもしました。

まあ、ねえ、バスとタクシーとトラックと乗用車の区別はつく、という程度の低レベルな車知識で、まっしぐらに『可愛い!』に飛びつくから、こんなことになるっていう面もあるんだろうな。

だけど、やっぱり『可愛い』が好き。

ディーラーに話したら、一度、横に乗って運転してみましょうか、と。もちろん、喜んで、です。横に乗せてもらって運転する様子を見たり、逆に横に乗ってもらって、私の運転の仕方をチェックしてもらったり。

ジャジャ子の場合は、っていうことなのかどうかはわかりませんが、オートマモードは使わず、ミッションモード(といっても、フィアット500は本物のミッションではありませんが)で乗った方が安定する、とわかりました。

そんなこんなの積み重ねをしていくうちに、車オンチの私も、じわじわ成長していくのですね。

イタリアは、stop and goの多い日本とは違う状況の中で車を作っているし、考え方も日本とは違うから、そんなところが、いろんな違いになってくる、ということが、じわりじわり、と感じられるようになりました。

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