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囲碁の風景3〜京都の喫茶店

かめーご 代表 吉田です。

子どもが生まれるはるか彼方前に、そういえば、私、囲碁と出会っていました。京都の喫茶店で。いわゆる囲碁カフェではありません。普通の喫茶店よりは、がっちり本格派の喫茶店ですが、がちがち本格派でもない。ちょっと襟を正してティタイムを満喫しに行く、くらいの感じ。お一人さま利用の目立つ店でした。店の奥の方に囲碁を打っでもいいよ、の席がありました。お客が満席でなければ、碁盤を出してもらえます。時々打つ方がいらっしゃいました。マスターが囲碁好きだったから。

前職は新聞記者という異色の経歴のマスター&元はお客さんだったという、かなり年の離れた(若い)奥様。

美味しいお店だったのはもちろん。変に凝り固まった内輪ノリがない。味もわからんモノもわかっとらん学生さん若い子集団や、商談がしたいだけのビジネスマンや、目は笑わない能面スマイルでマウンティングの応酬に明け暮れるおばさんグループが、自然淘汰される敷居の高さは備えている。若干妖しい雰囲気のカップルをさらりと見守る、笑みを含んだ鋭い眼差しも印象深い。バランスの良さ、安定感、居心地の良さ、風通しの良さと「内輪」の塩梅の良さが好きでした。

私が行くと、マフィンをいくつかサービスしてくださるようになり、色々な話をするようになりました。

見聞の広い、面白い人たち。凛とした風情のある喫茶店の奥で、囲碁も打てる。囲碁を打つ人たちのそばに行くのは遠慮するので、遠巻きに石音を聞きながら、コーヒーを飲みました。

仕事帰りにスーツ姿で一人で来られる方をよく見ました。良い姿勢で、一人で静かに石を並べていたり。囲碁を打つ方同士、和やかで温かい熱気に包まれて、わいわい検討していたり。

打てる人同士が楽しむ小さな場を提供しているスタイルでした。初心者に手ほどきはしない。できません、と、そこはきっぱり。

囲碁を嗜む方が来られると、マスターがいそいそと嬉しそうに世話を焼き、碁盤碁石を用意。打つお相手がいない方に、「良かったら、一局打ちますか」と、折り目正しく申し出るタイミングも、さりげなく見えるが、実はママと二人でタイミングを見計らってる。「いいです」と言われたら、さっと引いて、気持ちのいい「お一人様時間」を温かく見守ったり。

待ち合わせではなくて、来たらいいなー、来るかなー位の淡い感じで、なんとなく集った人同士が、嬉しそうに囲碁を打ち、コーヒーを飲んで談笑している場の温かさ。

良い姿勢で、一人、石を並べて没頭している、その人の周りだけ深閑とした空気が漂っていたり。

囲碁を打つ人たちって、いい感じ、と思いました。そして、心動いたんですね。「囲碁入門」を買って読んでみました。だけど、さっぱり分からず。嫌になって放り投げてしまいました。笑 ああいうタイミングで、嫌にならずに続けられる入門書、アプリ、人、場、と出会えたら、良かったんでしょうね。

京都、西院駅近くにあった、あの喫茶店。

京都の老舗、干菓子のお店のものです。干菓子って、要は、お砂糖なので。原材料としては、大したことないモノなんですよねえ。だけど、風情が好きです。美しい。

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