こんにちは。かめーご 代表 吉田です。
昨夜、満月写経に行ってきました。何年も前から行きたいなあ〜と思っていましたが、子どもが小さいうちは、夜のお出かけはどうしても無理で、出られませんでした。
子どもが中学に上がり、ようやく・・!です。
気心の合うお友達に誘ってもらい、それじゃあ、、ということになりました。彼女も、子どもたちが大きくなってきたし、そろそろ自分のために、という気分の中での初参加。事前のメールのやりとりも、なんだかウキウキワクワク楽しくて、専業ママから自分回帰の、小さな一歩を踏み出す感覚。こういう始めの一歩って、大事なんです。こういうのも、私の中では『旅』です。
満月写経とは。。
亀崎在住の書道家・澤田先生が、亀崎のお寺・来教寺で、大体(・・笑)満月の日の夜に、書道の場を開かれるんです。
必ず写経じゃないといけないってこともなくて、小筆の写経でもいいし(お手本を半紙の下に敷いて写す。来教寺は真宗大谷派のお寺なので、般若心経ではありません)、太筆でお手本に習って、好きな字を書いてもいい。いわゆる、お習字ですね。
来教寺のおくりさん(住職の奥様)が、途中、お薄(お抹茶)を点ててくださり、お菓子をいただいて、一服。優雅な休憩タイムもあります。
亀崎と月。亀崎だから月。の思いの中で、生まれた場のようです。月を愛でる歴史と伝統のある地区で、満月の夜に書道を、という・・それ自体が素敵だわ、と前々から思っていました。
私、お習字は子どもの頃に習ったきり。
「これって、大人になってから学校給食食べるみたいな感覚だね。楽しい!」
途中、私が友人に言うと、彼女、頷いてクスクス。
実は、ここ数日、胸が痛み、ぐっすり眠れない日が続いていました。生きてれば、まあ、いろんなことがありますよね。誰でも。
夜にお寺に行って、久しぶりに沢山お習字を書いて、友人と他愛もないおしゃべりをして、美味しいお茶を頂いて。月がきれいで。
お寺に入って、御本尊があると、とにかくお参りしちゃいます。ご挨拶の感覚で。本堂に入ると、御本尊に直行。スーッと体が吸い寄せられます、オートマティックに。お参りしてから、あ、そうだ、今日は書道に来たんだった、と思い、心の中でクスッ。
だけど、後から来る人を見ていたら、ほとんど大方の人が、お習字の前にお参りしてました。みんな、同じじゃん。と心の中でクスッ。
そういうのって、なんか、いいな、と感じます。先生が、そうしてください、と言うわけじゃないんです。自然に、皆さま、そうしてました。
月光浴っていうんですかね。月の光を浴びながら、夜道を歩く。それも気持ちいいです。
だから、行き帰りはあえて徒歩にしました。
仏様に見守られながらお習字を書いて、月の光に照らされて夜道を帰ってきたら、なんだか、とっても眠たくなって、昨夜は久しぶりに、とってもよく眠れました。ぐっすり。
色々あるけど、まあ、いいや。
朝起きたら、そんな風に思えたのは、やはり、昨夜の満月写経のおかげです。ありがとう。また伺います。
次回は、12月12日だそうです。どなたでもご参加できます。参加費初回2000円、以降は1500円で。手ぶらで行けば大丈夫。道具類、全てお寺にご用意してあります。お気軽に。