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東海市子どものオーケストラ 定期演奏会

「東海市子どものオーケストラ」の第二回定期演奏会が、8月23日(日)東海市芸術劇場大ホールにて行われました。(2020年です)

太田川駅にある、東海市芸術劇場の開館した平成27年度から活動を行なっている、とても若いジュニアオーケストラ。昨年度は、東海市市政50周年のメモリアルな年で、出番のある行事が多くありました。第一回定期演奏会、そこに向けての合宿もあり、盛り沢山な一年でした。そして、コロナ。

うちの子が、入団させていただいています。素晴らしいホール。設備は整っています。名フィルの団員の方々が指導に入ってくださっており、内容も充実。一流の素晴らしい方々に間近に接していただけて、子どもたちには、有難い環境です。運営してくださる方々は、館長兼芸術監督の安江さんを中心に、実力派の女性たちが脇を固めています。安江さんは、元バンドマン(ドラム)で、メジャーデビューも。もともとクラシック畑の人ではないのです。若い頃に名フィルの裏方バイトをされていたり、バンドマンを辞められてからは、新日本フィルの事務局長をされました。館長で芸術監督というと、偉そうなオジサン(orおじいさん)をイメージされると思いますが、舞台の転換の時など、イスを並べてくださったり。いつも静かに館内を巡回されていたり。内実ある偉い方ですが、少しも偉ぶらない。ご人徳ですね。さらに、ジュニアオケとしては、保護者の関与が極限まで少ないのも特徴的。子どもが保護者と離れて子どもだけで関われるように、という運営方針。昨年行われた合宿も、親は集合場所に送迎するのみ。子どものみ参加の形でした。私は、長年、子どものバイオリンのお稽古に付き合ってきたので、この運営方針には格別に👏🏻😄奥深〜い🤔意味と意義を感じます✨❤️本当に、ありがたい🙏💝✨チャレンジングに、意義ある活動を企画してくださっているので、運営はとても大変だと思うのですが、能力の高い、ハートのある、志のある方々が結集してくださっている感じ。素晴らしいです。

今年はコロナで、レッスンできない期間が長くありました。世界中がコロナですもの。誰もが、それぞれに衝撃を受けましたよね。私も、毎日「映画みたい〜」と感嘆しておりました。ほんと、ただただ、びっくり。まさかこんなことになるなんて・・。

その頃、安江さんがオーケストラ団員向けに配信された動画で、「もともとはそんなことはないのだけど、夜眠れなくて、ヘッドホンで音楽聞きながら目を閉じていたら、ああ、音楽っていいな、とすごく思って・・」というお話をされたんです。とつとつと。

そうね、そう!とすごく思いました。

私は、バイオリンの音が好きで、子どもの頃から時々、大人になってからは、ちょくちょく、コンサートを聴いています。ソロリサイタル好きでマニア度高めなので、心底聴きたいコンサートほど、趣味を共有できる人が周りにいない。すっぱり割り切って、一人でチケット買って出かけるんですね。私はおしゃべりなので、人と一緒にいると、おしゃべりします。だからこそ、本当に聴きたい音楽を聴きに行く時は、一人がいい。好きな服を着て出かけて、すっぽりと音楽に包まれる時間。音楽と対峙する愉しみ。帰りに、通りがかりのバーで、ワンショット飲んで帰るのが好きでした。大人でよかった、としみじみ😊

昔、マレーシアのジャングルの村の青年と、とても仲良くなりました。彼は、時々、ジャングルの動物観察小屋に一人で何日も泊まり込むのです。私は、泊まったことはなく、ただ、何度も通いました。夜のジャングルは、豊穣な生き物の気配に満ち満ちた、重厚な音の世界。葉ずれの音、鳥の声、羽音、動物たちの唸り声、鳴き声・・。灯一つない、完全な暗闇、あるいは、月明かり、星あかり。これ、すごくいいなあ!と思いました。時々、ヒルに血を吸われたりもするけど。バッハを聴いてるようだわ、と思いました。私が、「バッハだ」と思ったものを、その青年は、「ジャングルオーケストラ」と言ったんです。生きてると色々なことがあるけど、時々一人で動物観察小屋に泊まり込んでジャングルオーケストラを聴くと、気持ちがさっぱりして元気になる、僕の大事な習慣なんだ、と。

彼が動物観察小屋に籠るように、私は、劇場やコンサートホールや映画館や美術館に行くのだわ、と思います。やはり人は肉体のみで生きてるわけではないから。

大自然が折々に様々な表情を見せるように、舞台やコンサートは生物で、全部一度きり、その時、その場でだけ成立するもの。儚い夢のようだけど。

この日、指揮者の清水醍輝先生が、この舞台はコロナ以来はじめてのステージで…、やはり音楽は生でこそ!、と言葉少なにお話されました。苦しみ抜かれた跡がじわーっと伝わってきて、感じるところが多くありました。清水醍輝先生は、元々は指揮者ではなくて、バイオリニスト。小さい頃から天才と言われ、日本音楽コンクールでも優勝。新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターをされていたのですが、突然、ジストニアという手指が思うように動かなくなるご病気になられた中で、ますます活動の幅を増やしていかれたそうです。いつも明るくて、エネルギーが溢れてる。

バリトン歌手の大山大輔さんが、子どもたちの演奏と合わせて、カルメン組曲より「闘牛士の歌」を歌ってくださいました。マウスシールドつけて。客席と距離とって。

その歌が、すごく良かったです!!心がこもっていて。←べたな言い方ですけど、そんな風にしか言いようがない。

子供たちは、弦楽器の子たちなど、マスクをつけることができる子はマスクをつけて。吹く楽器の子たちはマスクはつけることができないけど、水滴が落ちるのを吸収するシートを使用するとか。それぞれの楽器特性に応じて、できるだけ工夫して、気をつけながら、演奏しました。

このタイミングでの演奏会。本当に実現できるのか、大丈夫かな、と思いましたが。東海市芸術劇場、すごいです。コロナ対策、気をつけて、気をつけて、気をつけながら楽しく!実現できました。

この場に来れて、よかった。久しぶりの生の音楽。やっぱりいいな!と、しみじみ。

⭐️翌年、2021年。

コロナ第5波の最中。第3回定期演奏会が行われました。直後、緊急事態宣言が発令。ギリギリのタイミングでした。

皆、迷い迷いですよねえ。事情は人それぞれ。コロナてんでんこ、です。私は聴きに行かず、子どもの送迎のみ。お迎えに行った折、聴きに行ったママ友だちと、駐車場でおしゃべり😷💕

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